2017年5月27日土曜日

加納神社

加納神社 (旧村社)






祭神:大日孁貴尊 おおひるめのむちのみこと
  :正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊 まさかつあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと
  :天津彦彦火瓊々杵尊 あまつひこひこほほのににぎのみこと
  :伊東祐堯公 いとうすけたかこう

鎮座地:宮崎県宮崎郡巨武町大字加納乙二五三(宮崎県宮崎市清武町加納乙253)

例祭日:十月十七日

社殿:本殿(破風造)二坪
  :拝殿(入母屋造)九坪

境内坪数:四一六坪

創立年月日:不詳

由緒沿革:
 加納地区にて毎年虫害を被ったので虫除神社を建立しようとして当社を建てたところ、翌年から虫がつかず、豊年が続いたので、福の八幡と言ったという話が伝えられているが、三宅村(西都市)の福野八幡宮(三宅神社 [MAP] )を勧請したものと思われる。
創建年代不詳なるも明暦二年(一六五六)九月福の八幡宮再興とあるので、それ以前の創建と思われる。

当社は福の八幡宮と称したが、明治維新の際加納神社と改称し村社に列せられる。
藩主伊東家の崇敬厚く、参勤交代の際は領地最後の社として参拝され、海陸途中の武運長久を祈願した。
その時境内東側に休憩所を設けお茶を供じた。今も其の所を茶屋場と称している。
帰国の際も参拝され、無事帰国の報告をし、その都度清武藩士は此の処にて奉送迎をしたという。

昭和十年七月二日告示第三五三号をもって神饌幣帛料の指定を受く。
なお明治十年七月西南の役にて社殿を破壊され古文書等盗まれたとある。











加納神社境内社 [MAP]


愛宕神社 左殿
祭神:火産霊命 ほむすびのみこと

大将軍神社 右殿
祭神:磐長姫命 いわながひめのみこと

また、本殿内中央には奉鎮祭の棟札があり、上棟式の祭神として、

手置帆負命 たおきほおいのみこと・工匠の守護神
屋船久久能知命 やふねくくのちのみこと・家屋の守護神
屋船豊受姫命 やふねとようけひめのみこと・家屋の守護神
彦狭知命 ひこさしりのみこと・工匠の守護神


がお祀りされており、
その他多くのお地蔵様や観音様、正一位稲荷神社の棟札などが安置されています。






参考:宮崎県神社誌[宮崎県神社庁編]

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